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なぜ韓国のIT外注市場は競争が激しく、日本は単価が高いのか?

韓国も日本も、IT産業が発達した国だ。しかしIT外注市場を経験した人なら、両国の雰囲気がかなり異なることを感じるはずだ。 韓国では開発、運用、DBA、クラウド構築、MSP事業が激しい価格競争にさらされている。一方、日本では想定より競争が厳しくなく、同じレベルの技術サービスでもはるかに高い単価が形成されることが多い。 多くの人はこれを単に「日本は物価が高いから」と考えがちだが、実際の原因は市場構造にある。 市場規模より重要なのは供給と需要のバランスだ まず市場規模を見てみよう。 2025年基準、韓国のITサービス市場は約250億〜300億ドル規模と評価される。一方、日本のITサービス市場は約700億〜800億ドル以上と推計される。つまり日本市場は韓国より約2〜3倍大きい。 問題は供給者数だ。 韓国はIT外注会社を設立する参入障壁が非常に低い。数人の開発者が集まればSI会社、MSP会社、ウェブエージェンシーを作ることができる。結果として、多数の中小IT業者が同じ顧客を対象に競争している。 一方、日本も供給者数は多いが市場規模がはるかに大きく、何より顧客需要が供給増加のスピードを超えている。 つまり韓国は供給過剰市場であり、日本は供給不足市場に近い。 この差がすべての出発点だ。 韓国では技術より価格が先に比較される 韓国のIT外注市場でよく見られる現象は入札競争だ。 顧客は複数の業者に同時に見積もりを依頼する。 提案書の品質より先に比較されるのは価格だ。 技術水準の差が大きくないと判断されれば、最も安い業者が選ばれる。 このような構造では、供給者たちは生き残るために価格を下げ続けることになる。 結果的に利益率は低下し、低い利益率は再び人材不足と品質低下につながる。 この悪循環は特に中小SI企業とMSP企業で顕著に現れる。 韓国市場で優れた技術力を持つ会社が必ずしも高い利益を上げるわけではない理由もここにある。 日本は競争が少ないのではなく、人材が不足している 日本市場を見る韓国企業の最大の誤解は「競争が少ない」という考えだ。 実際はそうではない。 日本にも多数のSI企業とITサービス企業が存在する。 違いは供給者数ではなく、人材数だ。 日本の経済産業省(METI)は、2030年までに最大79万人規模のIT人材不足が発生す...